みなさん、こんにちは!ヘレナです。
今回はインドネシアのオンライン詐欺対策、主にWEB上のオンライン詐欺対策についてご紹介します!
インドネシアではオンライン詐欺率がとても高いです。2017年のデータによると、インドネシアのオンライン詐欺率は26%で、世界でもっとも大きい確率です。インドネシアではSNS上で物を販売する、承認されていないオンラインショップがたくさんあります。特にFacebookとInstagramでは、取引に関するルールはないので、この状態を利用している個人オンラインショップはたくさんあります。
オンラインによる犯罪はKominfoというインドネシア情報省が担当しています。オンライン詐欺について、Kominfoは国民がいつでも報告できるように電話、SMS、メール、そしてWEBという4つの対策を作りました。
電話:(021) 384-5786
SMS:0822-1010-1112
メール:cybercrimes@mail.kominfo.go.id
WEB:https://cekrekening.id
Cekrekening.id
Cekrekening.idは、今年の初めに開発された詐欺報告専用プラットフォームです。このサイトでは、オンラインに関する他の犯罪、例えば麻薬やテロなどに関することもこのサイトから報告をすることもできますが、オンライン詐欺の報告がメインです。「Cek」は「チェック」、そして「Rekening」は「銀行口座」、「Cek Rekening」は「銀行口座番号をチェックする」という意味です。インドネシアでは、取引をするときにクレジットカードより銀行振込の方がよく使われています。Kominfoは詐欺の銀行口座番号のデータベースを作って、国民が簡単にアクセスできるようにしています。
写真:オンライン詐欺の報告フォーム
CekRekening.idには2つの仕様があります。まずはオンライン詐欺報告仕様です。詐欺に当たったユーザーが詐欺の報告をし、犯人の口座番号を登録します。登録された口座番号はデータベースにインプットされ、他のユーザーにもチェックできるようにしています。報告するのに必要な情報は銀行名、銀行口座番号、そして口座番号持ち主の名前です。登録フォームには犯罪のタイプと詐欺に関する積雪な情報をできるだけ入力します。
データベースにある銀行口座番号のリストは、CekRekening.idの2番目の仕様から確認できます。この2番目の仕様はPeriksa Rekeningという仕様です。Periksa Rekeningは「銀行号座番号の確認」という意味です。
写真:銀行口座番号の確認仕様「Periksa Rekening」
写真:確認機能の結果画面
この仕様は取引をする前に相手の口座番号を確認し、その口座番号が登録されていなかったらより安心して買い物ができます。口座番号が登録された後、犯罪か無罪か判断されるまで、登録された口座番号のページに「無承認マーク」が付きます。詐欺が承認された銀行口座番号は、Kominfoの方から対象の口座番号がブロックされるように関連銀行へ報告をします。
登録された口座番号が無罪だと承認されたら、その口座番号はデータベースから消されます。もしも自分の口座番号が誤って登録された場合、サイトの管理者に問い合わせをし、登録した人と連絡を取るようにします。その間に誤解があれば、サイトの管理者を通してその誤解を解決することもできます。
以上、今回の紹介記事はここまでです。いかがでしたでしょうか?
質問がある方、インドネシアのことについてもっと知りたい!とか、○○についてを紹介してください!という方は、ぜひコメントをくださいね。