インドネシアの移動手段について Salam Kenal INDONESIA! Vol.12

2023年6月27日by f-plat0

 

みなさん、こんにちは!ヘレナです。

日本からインドネシアへの直行便が最近増えてきましたね。成田からジャカルタの直行便の中には、オフシーズンになると往復で5万円もかからない航空会社もあります。今回はインドネシアにある移動手段、主に交通手段についてご紹介したいと思います!

インドネシアの交通手段

インドネシア国内の移動手段は、短距離だとバイクや車、長距離だとバスや電車、フェリー、そして飛行機があります。大体のインドネシア人は距離が短くても乗り物で移動します。インドネシア人の普段使っている乗り物はバイクと車です。インドネシアでは1家族あたり、最低バイク1台と車1台があるのは当たりまえです。

都会だと、車とバイクの数が多すぎて渋滞を避けることができない状態です。特にジャカルタは、片道1時間は普通で、ひどい時は5キロメートルの距離でも車で1時間かかることがあります。渋滞や距離が長いという問題がある中、目的地まで出来るだけ早く到着したいですね。インドネシアにはマイカーやマイバイクだけでなく、他の交通手段もたくさんがあります。時と場合によって自分に一番合ってる手段が選べます。

バス

ジャカルタだと、トランスジャカルタという特別なバスがあります。トランスジャカルタにはトランスジャカルタ専用レールがありますので、渋滞なしで移動ができます。トランスジャカルタは定額制料金なので、どこまで乗っても片道Rp.3.500(約30円)です。トランスジャカルタはジャカルタ市内とジャカルタ周辺の都市圏のボゴール、デポック、タングラン、そしてブカシのみでの走行となっています。他の都市への移動は普通のバスを使います。

写真:トランスジャカルタ

 

写真:ジャワ島からスマトラ島行きバス

トランスジャカルタの他にも他のバスがたくさんあります。隣の島まで走るバスもあります。そのバスに乗れば、途中でフェリーに乗ります。料金は距離によって異なります。例えば、ジャカルタからスマトラの一番奥まで行こうとするとRp.530.000(約5000円)かかります。バスの中にエアコン、そしてトイレも付いてます。

タクシー

写真:ブルーバードグループのタクシー

インドネシアで一番になっているタクシー会社はBlueblird Group(ブルーバード・グループ)です。ブルーバード・グループは他のタクシーより値段がやや高いですが、サービスで評判がいいです。ブルーバード・グループに所属している一般タクシーは2つあります:Bluebird (ブルーバード)とPusaka(プサカ)です。

一般タクシー以外に、プレミアムタクシーやリムジンもあります。このラインアップはブルーバードグループだとSilver Bird(シルバーバード)と言います。値段は一般的なブルーバードより結構高いのですが、車の種類や運転手のサービスも一般タクシーと比べてより良いサービスをしてくれます。インドネシアのタクシーは基本料金70円からですが、プレミアムタクシーは450円からです。

ブルーバード以外のタクシー会社も、もちろんあります。最近都会で見かけるのは、オンラインタクシーであるGrab TaxiとGoCarです。以前インドネシアに住んでいた時は良くGoCarを利用しました。GoCarはGoJekという人気サービスの一部です。GoCarはアメリカのUberと同様に、配車する車を決めるにはスマホアプリを使用しなければなりません。値段はブルーバードより安いが、ピークの時間だと値段が高くなり、その時はブルーバードと値段がほぼ同じです。ちなみに、GoJekのGoCar機能でブルーバードタクシーや他のタクシーを配車することもできます。その時の料金はGoJekアプリに表示される料金で支払いをします。

オジェック(Ojek)

オジェックはバイクタクシーとのことです。オジェックは他の交通手段より一番危ないのですが、一番早いです。どうして一番危ないかというと、オジェックドライバーは出来るだけ早いルートで行こうとしているので、狭くて誰も通ってない道を通ることが多いです。大体のオジェックドライバーはその街に住んでいる人で、近道がちゃんとわかっています。

写真:オジェック

オジェックに乗る前に目的地までの料金を聞くことが大事です。値段を確認してから乗らないと、目的地に到着したらすごく高い料金になる可能性があるからです。オジェックドライバーに値段を聞く時は「Dari sini sampai ○○(目的地)harganya berapa ya?」(ここから目的地まで料金はどのぐらいかかりますか?)と言います。そのあと、すぐ料金を言うドライバーはほとんどですが、「Memang biasanya berapa?」(普通はどれぐらいと思いますか?)と言っている怪しげなドライバーもいます。そういう時は他のオジェックを探した方がいいと思います。

インドネシアではオンラインオジェック会社は2つあります:GoJekとGrabです。個人的には、オンラインオジェックを利用するのが一番楽だったので、よく利用しました。料金も距離と移動時間を含めて乗る前にアプリでチェックすることができます。そして、そのアプリでオジェックドライバーの名前や電話番号も書いてありますので、とても安心です。ちなみに、オンラインオジェックは距離制限(25KM)があります。

アンクタンコタ(Angkutan Kota)

写真:アンクタンコタ

アンクタンコタというのは乗り合い自動車とのことです。インドネシア人は省略が好きなので、アンクタンコタのことはアンコット(Angkot)と言います。アンコットは決められたルートしか走りません。アンコットは大体ワンボックス車ですが、中古車でもあるため、普通の車よりボロボロな状態が多いです。そのためでも料金が安いです。

アンコットは決められたルートにしか走りません。ルートにより、車に番号シールやカラーコードがついてあります。アンコットの料金はルートにより異なりますが、短距離だとRp.3500(約30円)ぐらいです。

電車

写真:インドネシアの電車(※インドネシアでの風景です!)

インドネシアの電車はほとんど日本から購入した車両を使っています。。特に首都ジャカルタのコミュターラインは日本の中古電車を使用しています。電車は他の交通手段より値段が安く、渋滞もないので目的の駅まで早く到着することができます。ただ、インドネシアでは首都のジャカルタでも駅の数が多くないです。家から駅まで歩ける距離ではなくて、駅まで行くのに大体オジェックを利用します。料金は市内だと最大Rp.13.000(約130円)で、長距離はRp.75.000(約750円)からです。

 

バジャイ(Bajaj)

写真:ジャカルタのバジャイ

写真:最新型バジャイ

バジャイというのはアジアで良く見られる三輪タクシーとのことです。バジャイはルートが狭いがタクシーより値段が安く、オジェックより安全です。値段は一人当たりRp.5000(約50円)です。バジャイ一台で3〜5人まで乗ることができます。

ベチャ(Becak)

上記に書いてある以外で、インドネシアには伝統的な移動手段もあります。昔からあり、今でもよく利用されているのはベチャです。ベチャはバジャイのより古いタイプの乗り物です。バジャイはモーターで動きますが、ベチャは完全人力で動きます。ベチャを運転するのは高齢男性が多いですので、遠くてもマックス3キロの距離しか走りません。

写真:次の客を待っているベチャドライバー

写真:バイクベチャ

ベチャは運転手以外二人しか乗れませんが、子どもがいる時はお母さんの膝に乗せることで三人で乗ることができます。値段はオジェックと同じく、乗る前に確認することが大事です。私がいつもやっていることは、先に値段を確認して、もし目的地までの道が悪かったり、急に雨が降ったり、天気がとても暑かったりしたら料金を20%ぐらいあげます。

ベチャは地域によって形が変わったりします。例えば、2番目の写真のように、バイクベチャというのはスマトラ島にあるベチャです。特に北スマトラには、完全人力ベチャはありません。バイクだとスピードも速いし、ドライバーさんの体力も完全人力よりは楽ですね。バイクベチャは完全人力ベチャと比べて料金はそんなに変わりません。

デルマン(Delman)

ベチャの他にも、時々街中に見かけるのはデルマンです。デルマンはインドネシアの伝統的な馬車とのことです。デルマンは、ジョグジャカルタとか、ジャワ中心部では一般人が日常に使う交通手段の一つだが、ジャカルタだと観光客を得るために走っています。

写真:デルマンで学校を通っているインドネシア人の中学生(写真の右側)

インドネシアでは目的地まで到着出来るようにどれぐらいかかるかは正確に分かりません。移動中に何かが起きるとして、今乗っている交通手動が動きなくなった時に他の交通手段を使うこともできます。渋滞が避けられないジャカルタのような都市は、バイク(またはオジェック)が一番便利です。オジェックの選び方にちゃんと注意して、一番安全なオプションを選ぶべきだと思います。

いかがでしたでしょうか?

質問があるかたやインドネシアのことについてもっと知りたい!という方は、ぜひコメントをくださいね。

f-plat

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