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Month: August 2023

インドネシアのお茶について Salam Kenal INDONESIA! Vol.35

みなさん、こんにちは!ヘレナです。 今回のテーマはインドネシアのお茶についてご紹介します! インドネシアのお茶 インドネシアは日本と似ていてお茶を飲む文化があります。お茶はインドネシア語でいうと「Teh(テー)」と言います。大体のインドネシア人はお茶が好きで、一人当たりのお茶消費は0.32kg/日ぐらいです。70%のインドネシアのお茶は西ジャワ州で作られています。そのほかは中部ジャワ州、そして北スマトラ州で作られています。インドネシアで作られたお茶は、50%以上海外に輸出されます。インドネシアのお茶はロシア、英国、そしてパキスタンで多く消費されています。インドネシアでは人気のお茶は5種類あります:Teh Melati(ジャスミン茶)、Teh Hijau(緑茶)、Teh Merah/Teh Hitam(紅茶)、Teh Oolong(烏龍茶)、そしてTeh Putih(白茶)です。その中でももっとも人気があるのは紅茶です。 インドネシアでは紅茶のことをTeh MerahまたはTeh Hitamと言います。Teh Merahは「赤いお茶」という意味で、見た目の紅色のことを表している名前です。濃いめの紅茶は黒く見えるため、インドネシア人は紅茶のことをTeh Hitam「黒いお茶」とも呼んでいます。紅茶はインドネシアで一番よく販売されているお茶の種類です。インドネシアの紅茶は5つのお茶の種類の中で一番カフェインが強いお茶です。インドネシアの紅茶は日本の紅茶に比べて香りにも味にも少し甘みがあります。インドネシア人は砂糖を入れて紅茶を飲みます。特にジャワ島の人たちは、砂糖多めに入れて紅茶を飲むことが多いです。紅茶の飲み方は色々ありますが、一般的にはティーバッグでホットティーやアイスティーを作ります。 ちなみに、インドネシアの緑茶は日本の緑茶と味と色が少し違います。インドネシアの緑茶の味は濃く、色は緑ではなく茶色いです。インドネシアの緑茶は西ジャワ州で沢山作られています。ちなみにインドネシアでは「日本のお茶」といえば、緑茶ではなく抹茶のことだと思っている人が多いです。インドネシアでは「抹茶味」とラベルされているお菓子などが沢山販売されて、かなり評判がいいです。 Teh TubrukとTeh Celup インドネシア人は茶葉について「Teh Tubruk」と言い、ティーバッグについて「Teh Celup」と言います。この二つのお茶の形により、作り方が違います。ティーバッグだと直接コップやガラス瓶で作りますが、お茶の葉はお鍋で作ってからコップに注ぎます。作り方により、使用されているお茶の種類も違います。コップでお茶を作るときは便利なティーバッグを使いますが、アルミポットやお鍋で作るときは茶葉を使います。茶葉とティーバッグ、2つとも一般的に販売されています。茶葉はティーバッグに比べてより香ばしくて、味もティーバッグに比べてより濃いな味がします。 Teh Poci ジャワに住んでいるインドネシア人は「Teh Poci」という特別なお茶の飲み方があります。「Teh」は「お茶」、「Poci」は「ポット」、ということで「Teh Poci」は「ポットで作られているお茶」という意味です。Teh Pociのポットはアルミのポットではなく素焼きのポット(日本でいうところの急須)のことです。Teh Pociを作るときはTeh Tubrukが一般的に使われています。 Teh Poci Teh Pociを作るときに必要なものは:粘土ポット、お湯、Teh Tubruk(ジャスミン茶が多い)、そして氷砂糖です。普通の砂糖はほとんど使用しませんが、氷砂糖がないときは使用できます。そしてTeh Pociを飲むときはポットとセットになっており粘土茶碗を使って飲みますが、素焼きの茶碗がないときは普通のマグカップでお茶を飲みます。Teh Poci用の粘土ポットと粘土茶碗は市場やスーパーにセットとして販売されています。この粘土ポットと茶碗セットはクリスマスやレバランのときに親戚や知り合いに送るといいギフトになります。   以上、今回の紹介記事はここまでです。 質問がある方、インドネシアのことについてもっと知りたい!とか、○○についてを紹介してください!という方は、ぜひコメントをくださいね。

インドネシアの薬について Salam Kenal INDONESIA! Vol.34

みなさん、こんにちは!ヘレナです。 今回のテーマはインドネシアの薬についてご紹介します! 旅行や出張先に具合が悪くなった時はありませんか?海外だとどの薬を買えば良いか迷いますね。インドネシアに行って、具合が悪くなった時はすぐに病院に行くことがおすすめです。理由としては、インドネシアの病院はインドネシア語以外話せない病院スタッフが多く、ジャカルタやバリ島のデンパサールのような外国人が多い街でないと、大きい病院に行っても外国語ができるスタッフは滅多にいません。すぐに医者の治療をしなければならない時は、その街の一番大きな病院に行くか、大都市の病院に行った方が一番安心で安全ですが、そうではない時は薬を買ってゆっくり休んだ方が楽かもしれません。 インドネシアの薬は街の薬局やコンビニ、Warungに販売されています。コンビニやWarungで売っているものはジェネリック薬です。コンビニやWarungで販売されている薬は病院からもらった薬に比べて弱い薬です。錠剤薬を購入するときは一箱ではなく、10錠ぐらい入っている1枚のシートで購入することが一般的です。 インドネシアでは熱や頭痛の薬はイブプロフェン系よりもパラセタモール(日本ではアセトアミノフェン)系の方が多いです。薬の形は錠剤が一般的で、サイズが大きいです。子供や錠剤が苦手な大人には薬剤師に言って粉薬にしてもらいます。大人向けのシロップ薬はほとんどありません。インドネシアで販売されているシロップ薬といえば、咳の薬や胃の薬であることが一般的です。そして、子供向けの薬はシロップが多いです。コンビニやWarungで一番人気がある熱・頭痛薬はPanadolです。一般的に販売されているPanadolは5種類あります:通常のPanadol Regular(青色)、強めのPanadol Extra(赤色)、風邪用のPanadol Cold&Flu(緑色)、咳と風邪用のPanadol Flu&Batuk(緑と赤色)、そして子供用のPanadol Anak(ピンク色)です。 写真:Panadol ちなみに私が初めて日本に来た時は冬冬でしたので、寒さに慣れず風邪を引いてしまいました。日本の病院で粉薬をもらいましたが、粉薬をどうやって飲んでいいかわからず、戸惑いました。子供の頃にいただいた粉薬の飲み方だと、粉薬をスプーンの上に乗せ、シロップ系の薬やお水をそのスプーンにたらし、粉薬がペースト状になるまで混ぜてから飲みました。 Jamu Jamu(ジャム)はインドネシアの伝統的なハーブ薬です。ジャムはいろんなタイプがあります。幼児から老人まで飲むことができます。私は小さい時に食欲をアップさせるのに、母はジャム師に頼んで特別なジャムを処方してくれました。ジャムはハーブから作られたものなので、基本的に味が苦いです。苦味が嫌いな人や子供には蜂蜜を入れて甘くします。生姜や唐辛子、スパイスが入っているジャムもあるため、辛い味がするジャムもあります。ジャムはハーブとスパイスがメインとなっていますが、そのほかには蜂蜜、卵の黄身、ロイヤルゼリーなども使われています。 大体のJamuはガラス瓶か大きいペットボトルの中に入れて販売されています。 町を歩いてJamuの販売をしているMbok Jamu Jamuはインドネシア中で販売されています。工場で作られたJamuは簡単にコンビニやスーパーで購入できます。手作りのJamuはWarung JamuというJamuの専門店で購入するか、町中を歩いてジャムの販売をするMbok Jamu(Jamuのお姉さん)から購入できます。Jamuは病気の時だけに限らず、疲れた時や出産前、風邪予防で飲んだりもします。インドネシアにお越しになる際は風邪予防などにJamuを試してみてはいかがでしょうか? 以上、今回の紹介記事はここまでです。 質問がある方、インドネシアのことについてもっと知りたい!とか、○○についてを紹介してください!という方は、ぜひコメントをくださいね。

インドネシアの年末年始について Salam Kenal INDONESIA! Vol.33

みなさん、こんにちは!ヘレナです。 今回はインドネシアの年末年始についてご紹介します! インドネシアは12月24日から年末年始気分になります。年末年始になると、日本人と同じように実家に戻り、家族と一緒に過ごすことが多いです。インドネシアと日本の年末年始の違いは、インドネシアの年末年始は賑やかに過ごす事です。キリスト教のクリスマスである24日・25日は全国的に休日となっており、そのまま年明けまで休む人も少なくありません。クリスマスをお祝いする家族は、クリスマスプレゼントを用意するために、買い物をします。この機会を利用して、クリスマスセールを行うモールやオンラインショップもあります。都市の大きいモールはほとんどクリスマスの飾りをしたり、サンタとの撮影会や、聖歌隊の合唱や他のパフォーマンスをしたりします。 モールに流れている音楽は大体Jingle BellsやWe Wish You Merry Christmas等です。イスラム教が多いインドネシアですが、クリスマスの時はかなり賑やかです。24日の夜や25日の朝はキリスト教徒の方は教会に行ってお祈りをします。教会のお祈りが終わったら、家族のみんなとランチやディナーをします。その日のランチとディナーはいつもより豪華なものを食べます。 インドネシア人は基本的に家族と一緒に年越しを過ごし、みんなでバーベキューをしたり、花火を見たりします。私の実家は31日の夜になると、家族のみんなでベランダに集まります。父と母は魚や肉を焼いたり、子供は線香花火をします。肉や魚が焼けたら、みんなでご飯を食べます。ご飯と花火が終わったら、みんなで片付けてから家の中に入ります。眠い人はすぐに寝て、まだ眠くない人はテレビを見たり、ゲームをしたりします。 時々、友達と一緒にバーベキューをする事もあります。私は家族とのバーベキューが終わったら、そのまま友達の家でまたバーベキューに参加します。その時は、テレビゲームやボードゲームをして、その友達の家でバーベキューに参加した友達と一緒に朝まで過ごします。1月1日は大体家族と一緒に過ごすことが多いです。インドネシアの年末年始は大体1週間で終わります。銀行は1月2日か3日から営業が始まります。普通の会社は次の月曜日から通常の営業に戻るのがほとんどです。 最近はクリスマスやお正月の休みは海外で過ごす人も多くなりました。海外旅行だけでなく、住んでいる地域からちょっとだけ離れている島へ国内旅行をする人も多いです。例えば、Bandung市出身の友達は今回のクリスマス休みにバリ島へ行く予定を立てています。もう一人のジャカルタ出身の友達は今回の年明け、親戚と一緒にBromo山を登る予定らしいです。帰省先の実家が遠い人はシンガポールや他の東南アジアの国に行った方が近くて安い場合がありますので、旅行先で両親や兄弟と合流することもあります。 以上、今回の紹介記事はここまでです。いかがでしたでしょうか? 質問がある方、インドネシアのことについてもっと知りたい!とか、○○についてを紹介してください!という方は、ぜひコメントをくださいね。

HARBOLNASについて Salam Kenal INDONESIA! Vol.32

みなさん、こんにちは!ヘレナです。 今回はインドネシアの全国オンラインショッピングの日についてご紹介します! 12/12インドネシアでは「Harbolnas」と言います。Harbolnasとは「Hari Belanja Online Nasional」の略語で、全国オンラインショッピングの日という意味です。Harbolnasは2012年から現在まで、毎年行われているイベントです。 このイベントはインドネシアのオンラインモールやE-commerceだけでなく、インドネシアの銀行やロジスティック会社、インドネシアの政府も応援してるイベントです。毎年12月になったら、12日に向かってHarbolnasの応援団に入っているオンラインモールやE-commerceサイトに」でカウントダウンが始めます。 写真:Harbolnasのカウントダウン画面 Harbolnasでは、特別なセールがメインで、どのE-commerceサイトでもディスカウントに溢れています。今年のHarbolnasは「中小企業を応援する」というテーマで、中小企業商品を買う際に特別セールやキャッシュバックなどがあります。 写真:Harbolnas2018年、中小企業応援セール Harbolnasでは、1日限りパートナーE-commerceサイトやオンラインモールで買い物をすると、送料がかかりません。それに、120%までのキャッシュバックや50%ディスカウントなども沢山あります。ShopBackというインドネシアのアプリで買い物をすると、プレゼントでスマホがもらえます。 このHarbolnasはインドネシアの1年間の中に一番購買力が高い日のひとつです。Harbolnasの以外は、インドネシア人の購買力が高い日はLebaranという断食明け祭日です。去年のHarbolnasでは1日の購買率は4.5兆ルピアぐらいで、今年は7兆だと目標とされています。最近のインドネシア政府は中小企業をとても注目しており,売り上げをあげようとしています。ちなみに、インドネシアオフィスのスタッフに聞いてみたところ、既にお菓子と化粧品を買ったと言っていました!日常的なものをHarbolnasで大量で買うとコスパがいいと言いまして、まだまだお買い物をするそうです。 以上、今回の紹介記事はここまでです。いかがでしたでしょうか? 質問がある方、インドネシアのことについてもっと知りたい!とか、○○についてを紹介してください!という方は、ぜひコメントをくださいね。  

インドネシアの公務員について Salam Kenal INDONESIA! Vol.31

みなさん、こんにちは!ヘレナです。 今回はインドネシアの公務員についてご紹介します! インドネシアの公務員とは 公務員はインドネシア語だと「Pegawai Negeri Sipil (PNS)」と言います。PNSになるにはまずは受験しなければなりません。受験して、合格してもそのままPNSになるわけではなく、まずは「Calon Pegawai Negeri Sipil (CPNS)」というステータスになります。CPNSからPNSになるにはDIKLATというオリエンテーション教育期間があります。DIKLATでは、仕事に関するやり方やマナーなどを学びます。DIKLATが始まってから終わるまで、CPNSの性格や仕事に対する態度などが観察されています。CPNS試験だけでなく、DIKLATもハードルが高いので、この期間に落ちてPNSになれない人もいます。 人気度  写真:インドネシアの公務員、PNS インドネシアでは公務員は昔から世間体の良い(High Prestige)仕事のひとつです。家族の中で誰かが公務員になったら、その家族の自慢になれるほど良いイメージが付いています。その理由はやはり公務員は安定な職業からです。PNSには最低給与が保証されているので簡単に家や車など銀行ローンの申し込みが承認されます。他には、PNSになったら保険や年金などの保証もありますので、PNSになれば安定な生活ができるイメージが強く付いています。ちなみに、PNSになろうとしているCPNSの給料は、PNSの8割ぐらいです。そして、PNSになるとたくさんの人々と一緒に働いて、色んな場所へ行くチャンスも増えるため、PNSは顔が広いとよく言われています。 今年のCPNS試験は今月の15日が申し込みの締め切りです。今回受験する知り合いのRさんにWhatsappで受験する理由について聞いてみました。大学から卒業してから5年がすぎましたが、PNSのご両親にCPNSの試験を受けるようにずっと進められています。その理由は彼のご両親と同じような安定した生活ができるように、PNSになってほしいと言われています。毎年続いている話なので、今年はやっとCPNS試験に挑戦することにしたようです。Rさんにとって、今回の受験は1回きりの受験らしいです。「結果は神様次第だから、とりあえず俺は両親が望んでいることに挑戦してみる」と彼は言いました。 メディア関係の仕事をしているRさんにとって、PNSになることは自分がやりたいこととは違うようで、別に合格できなくても構わないようですが、100%興味がないわけでもないようです。他にも受験する理由を聞いてみたら、「将来結婚するには安定した仕事を見つからないと、相手も安心して生活できないから…」と彼は意見を述べました。 インドネシアの公務員になるには 写真:CPNS試験受付ページ PNSになるにはまずCPNSにならなければなりません。CPNSになるには試験を受けなければなりません。試験に合格するだけでなく、健康診断も受けなければなりません。今年のCPNS試験の受付期間は9月26日から始まり、10月15日に終了する予定です。インドネシア中が簡単に申し込みができるように、オンライン申し込みシステムが公開されました:https://sscn.bkn.go.id。試験の結果もそのHPで発表されるようです。 写真:CPNS受験景色 現在、10月10日時点の受験生は200万人を超えています。インドネシアの公務員になるには、募集の定員数が決まっており、今年の定員数は238,015席しかありません。すなわち、合格率は約12%しかないです。受験生の中から、現在働いている人は少なくないため、無職率が増えるほどの危険レベルでありませんが、他の仕事を探さないで諦めず次のCPNS試験を受けるという人もいます。   以上、今回の紹介記事はここまでです。いかがでしたでしょうか? 質問がある方、インドネシアのことについてもっと知りたい!とか、○○についてを紹介してください!という方は、ぜひコメントをくださいね。

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