太陽光に含まれる紫外線(UV)が健康に悪影響を及ぼすことは、よく知られています。紫外線とは、地球に到達する太陽光線のうち、波長が短く、エネルギーの高い光を指します。紫外線は皮膚や眼にとって有害で、日焼けを起こしたり、皮膚がんの原因にもなります。
インドネシア人は紫外線を非常に気にします。
しかし、インドネシア人はどのくらいの頻度で肌を守っているのでしょうか?紫外線から皮膚を守るために何をするでしょうか?インドネシア人の紫外線対策について調べてみましょう。
アンケート期間:2017年8月23日 – 2017年12月31日
アンケート回答者:インドネシア在住の10~59歳 男女 502人
リコリス(Licorice)による調査
Q:あなたはUV対策をしていますか?(SA)
リコリス(Licorice)の調査によると、回答者の過半数が紫外線をとても気にしており、約41.83%が「常にUV対策をしている」と回答しています。続いて、38.84%が「時々している」と回答しています。インドネシア人は日焼けを好まない方が多く、特に外によく出かける方は日焼け止めを持ち歩いています。
Q:あなたがUV対策をする目的は何ですか?(SA)
日焼けをしたくないだけではなく、回答者の50.8%はUV対策をする目的を「肌荒れの予防」と回答しています。次に、45.02%が「皮膚がんの予防」と選択、続いて29.08%が「シミ・そばかすの予防」と選択しています。
では、インドネシア人はどのように紫外線から肌を防止しているでしょうか?
Q:あなたは「日焼け止め」を利用しますか?(SA)
日焼け止めは、太陽の紫外線から皮膚を保護するための製品として知られています。約38.05%が日焼け止めを「たまに利用している」と答えており、続いて、34.86%が「よく利用している」と答えいています。この調査から、インドネシア人は日焼け止めの使用に対する意識はそれほど高くないことが見て取れます。ほとんどのインドネシア人は、旅行、水泳、またはビーチに行くときにのみ日焼け止め製品を使用します。
しかし、部屋の中にいてもしっかりと紫外線対策を行わなければなりません。紫外線は光であるため、部屋の中にとどまり続けるわけではありませんが、窓から光が入り続ける限り、室内へ入ってきていることになります。一部の人にとって、日焼け止めはべたつくため、日焼け止めを利用したくない理由となっています。
Q:あなたが「日焼け止め」を購入する際に、意識することを教えてください。(SA)
日焼け止めを「たまに利用している・よく利用している」と答えた回答者は、約61.66%が購入する際に「SPF値が高い」ことを意識すると選択しています。SPF値が30以上の日焼け止めがよく購入されています。SPF値は、日焼けの主な原因である中波長紫外線(UVB)からの保護レベルです。数値が大きい方がUVB波に対する防御効果が高いことを表しています。
次に、26.69%が「肌にやさしい」と選択しています。日焼け止め製品の一部の成分は、 敏感肌の皮膚を刺激する可能性があります。 敏感肌の方は購入前に必ず成分内容をよく読みます。
Q:あなたは日焼け止め以外でどんなUV対策をしていますか?(SA)
インドネシア人は皮膚を保護するために日焼け止め以外の対策もしています。回答者のほぼ51%が「UVプロテクト関連の化粧品を使う」と答えています。インドネシアで販売している保湿剤や口紅やファンデーションなどの化粧品には、日焼け止めが含まれているものが多いです。続いて、34.66%が「長袖」と選択しています。多くのインドネシア人はイスラム教徒であり、ヒジャーブを被っている女性たちは出かけるとき必ず長袖を着ています。次に、28.49%が「帽子」と選択しています。帽子は、耳、目、額、鼻、頭皮など、紫外線に晒されるとが多い顔の部位の保護に最適です。
結論
インドネシア人は紫外線から肌を保護することを気にしています。日焼け、乾燥、しわ、早期老化、さらには皮膚癌などの皮膚の問題を予防するためです。一方、常に紫外線対策をしているかどうかを尋ねると、約38.84%は「時々している」と回答しています。ほとんどのインドネシア人は、旅行、水泳、またはビーチに行くときにのみ日焼け止め製品を使用します。
日焼け止めを利用する人は、SPF値が高いことと、肌にやさしいことを意識しています。他の紫外線対策は、日焼け止めが含まれた化粧品を利用、長袖を着用、帽子を被ることなどとなっています。