インドネシア人はスマホゲーム好きだが課金には消極的

2023年10月3日by f-plat0

モバイルゲームは世界各国で目覚ましいペースで成長しています。ゲームの領域は大幅な拡張を見せました。例えば、ハイパーカジュアルゲームは急速な成長を遂げ、多くのマーケットに受け入れられました。また、前例のないスマートフォンのテクノロジーと機能に支えられたクロスプラットフォームゲームも大きな成果を上げました。

急速な成長に伴い、ゲームパ会社の収益も増加しています。ゲーム会社は、フリーミアムゲーム、マイクロトランザクションなど、ユーザにゲームで課金をさせる様々な戦略を持っています。

アンケート期間:2017年8月23日 – 2017年12月2日
アンケート回答者:インドネシア在住 500人
リコリス(Licorice)による調査

今回の調査では、インドネシアのスマートフォンゲームの現状を概観していきます。インドネシア人はスマートフォンゲームが好きでしょうか。もしそうなら、ゲームに課金はしているのでしょうか。

Q.あなたは、スマートフォンのゲームで、1週間にどのくらい遊んでいますか?(SA)

半数以上(56%)の回答者が「ほぼ毎日」スマートフォンのゲームで遊ぶと回答しています。次に、10.58%が「週に4~5日」と回答、8.18%が「週に2~3日」と回答しています。

この結果から、回答したインドネシア人のほとんどが毎日スマートフォンゲームを遊んでいることがわかります。スマートフォンアプリを通じた調査のため国民全体の意見とは言えないかもしれませんが、インドネシア人はとてもモバイルゲームが好きなことが伺えます。

Q.あなたは、スマートフォンのゲームで遊ぶとき、1日あたりどのくらいの時間遊んでいますか?(SA)

半数以上の回答者が1日あたり「5~30分」スマートフォンのゲームで遊ぶと回答しています。ほぼ毎日スマートフォンのゲームで遊んでいる回答者が多い一方、多くの人は1日あたり1時間未満と比較的短時間のプレイとなっています。

Q.あなたが好きなゲームアプリのジャンルを教えてください。(MA)

最も好まれるジャンルは「アドベンチャー」ゲームで、34.93%の割合です。スマートフォンの5インチの画面から冒険することは、常に楽しいものです。

2番目に人気のあるジャンルは「シューティング」ゲームで、31.4%が好きと答えています。PUBG MobileやCall of Duty Mobileなどがインドネシアでは人気で、ゲーマーは競い合っています。

続いて、26.75%が「パズル」ゲームと選択しています。パズルゲームは昔から人気があり、インドネシアのイライラする渋滞で時間をつぶすのに効果的です。

25.35%が「アクション」ゲームと選択、15.97%が「シミュレーション」ゲームと選択しています。この2つのジャンルも人気が拡大しています。

Q.スマートフォンにダウンロードしているゲームアプリの数を教えてください。(SA)

上記の調査では、回答者の21.56%が「2個」のゲームアプリをダウンロードしていると回答しています。次に、19.76%が「「3個」と回答しています。17.96%が「1個」のゲームアプリをダウンロードしていると回答しています。約17%が「4~5個」と回答しています。

この結果から、ほとんどのインドネシア人のスマートフォンには1〜5個のゲームアプリをダウンロードしているがあることがわかります。

インドネシアでは、安価なスマホが人気があり、容量が小さいため多くのゲームをインストールしている人は少ないです。

Q.スマートフォンにダウンロードしているゲームアプリの中で、よく利用しているアプリの数を教えてください。(SA)

ダウンロードしているゲームアプリの中で、よく利用しているアプリは、26.55%が「2個」と回答、続いて23.95%が「1個」、17.76%が「3個」と回答しています。

ほとんどのインドネシア人は、スマートフォンにダウンロードしているゲームアプリの中で、よく利用しているアプリは「1~3個」です。

Q.あなたが最も遊んでいるゲームアプリについて、ダウンロードしたきっかけを教えてください。(MA)

43.91%が「家族や友達の勧め」でゲームアプリをダウンロードしたと回答しています。33.9%が「インターネットサイト」の情報からゲームのダウンロードしたと回答しています。次に、17.96%が「アプリストアランキング」と回答、15.97%が「ゲームアプリ公式サイト」と回答しています。

この結果から、家族や友人のすすめ、またはインターネットサイト情報から、多くのインドネシア人のダウンロードゲームが分かります。実際、口コミとインターネットのサイトがゲームの宣伝では影響が多いようです。

Q.あなたはゲームアプリで課金をしたことはありますか?(SA)

スマホゲーム好きなインドネシア人ですが、ゲームに課金する人はそこまで多くありません。53.29%が「課金したことはない」(38.72%)または「あまり課金しない」(14.57%)と回答しています。「よく課金する」と回答したのは17.17%のみでした。

Q.ゲームアプリの課金について、平均的な1ヶ月の金額を教えてください。(SA)

課金する金額も比較的少額です。回答者の25.74%が「Rp30,000(約210円)未満」を1ヶ月に使うと回答、続いて、24.55%が「Rp30,000(約210円)~Rp100,000(約710円)未満」と回答しています。

まとめ

上記調査では、多くのインドネシア人がほぼ毎日1時間未満スマートフォンゲームで遊んでいます。ほとんどのインドネシア人はスマートフォンには「1〜5個」のゲームアプリをダウンロードしており、よく利用しているゲームアプリは「1~3個」です。

最も人気があるゲームのジャンルは「アドベンチャー」、「シューティング」、「パズル」、「シミュレーション」です。ゲームアプリをダウンロードするきっかけは家族や友達のすすめ、またはインターネットのサイトとなっています。

ゲームへの課金については消極的で、課金するユーザでも使用金額はRp100,000(約710円)未満です。

こちらの調査結果から、インドネシア人は10万ルピア未満であれば課金する可能性があるので、スマートフォンのゲーム開発会社にとって、少額の課金単位でゲームアイテムなどを提供する戦略が有効になるかもしれません。

f-plat

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