みなさん、こんにちは!ヘレナです。
インドネシアではチップあげる習慣があります。今回はインドネシアのチップについてご紹介します!
インドネシアでは基本的にサービスをしてくれた側にチップをあげます。チップをあげることで、次回来る時により良いサービスをしてもらえる可能性が高いです。インドネシアでチップをあげることは、相手のサービスにとても満足しているという意味が含まれています。サービスに不満がある時は、チップをあげなくても大丈夫です。チップをあげる習慣は義務ではないので、あげない時は失礼だと思われません。
レストランの店員
インドネシアのレストランでチップをあげる時は、ふたつの流れがあります:
①現金で支払いをするときは伝票の上にお金を残します。金額は決められていないが、インドネシア人がよくするのはお釣りを取らずに全部置いておくか、大きい金額の札だけとって、残りを置いておきます。
②クレジットカードで支払いをするときは伝票・レシート封筒にチップを置いておきます。その時のチップの金額も決められていませんが、サービスに関する自分の満足感によって自由に決められます。ですが、高級レストランでは支払い金額にサービス料金が含まれていますので、特別にチップを残さなくても大丈夫だです。
ホテルやSpaのスタッフ
インドネシアのホテルに泊まる時は、ルームサービスのスタッフとベルボーイにチップをあげることは一般的です。ルームサービスのスタッフとベルボーイはRp.10.000からRp.20.000が基本的です。そしてSpaのサービスを利用する時は担当のスタッフにRp.10.000かRp.20.000のチップをあげます。その他のスタッフにはチップをあげなくても大丈夫 。
タクシーやオジェック(バイクタクシー)のドライバー
タクシーやオジェックのドライバーには、レストランで現金支払いをする時と同じパターンでチップをあげます:戻ってきたお釣りを置いておきます。手で渡された時は、「Simpan saja kembaliannya ya(和訳:お釣りを持っててください)」を言えば相手が喜びます。
レンタカーのドライバー
レンタカーのドライバーは、まず別々で昼ごはんを食べる時は必ずご飯代をあげます。昼ごはんはRp20.000が一般的です。夜ホテルに着いたらそのままチップあげなくても大丈夫ですが、夜遅くまで運転してくれた時、長距離の運転や道が大変混んでいた時にはRp.50.000からRp.100.000のチップをあげます。
美容師
上記では、インドネシアでチップをあげることは義務ではないと書いてありますが、美容師は特別です。インドネシアの美容院に言ったら、美容師にチップをあげるのは当たり前です。金額はRp20.000からRp.50.000が一般的です。あと、注意しなければならないのは美容師には必ずアシスタントが付いているので、アシスタントにもチップをあげることが大事です。美容師にRp20.000をあげるときは、アシスタントにRp10.000のチップをあげます。美容師にRp50.000のチップをあげるときは、アシスタントにRp20.000のチップをあげます。ルールとしてはアシスタントより美容師の方が金額が多いです。
ゴルフキャディー
ゴルフキャディーには、周ったホールにより金額が異なります。9ホールのキャディーには、大体Rp50.000からRp100.000のチップをあげます。18ホールを周ったキャディーにはRp100.000からRp200.000のチップをあげます。
パーキングのスタッフ
車で出かける時、車のパーキングをするとパーキングのスタッフが必ず来ます。そのスタッフにはRp5000からRp10.000のチップをあげるのがほとんどですが、Rp20.000をあげる人もいます。ただ、最近だとパーキングスタッフの制服に「No Tip Please」が書いてあるショッピングモールもあります。その時はチップをあげなくても大丈夫です。
食べ物や飲み物を販売する屋台
屋台でチップをあげる時はタクシードライバやオジェックドライバーと同じく、「Simpan saja kembaliannya ya」を言ったら、向こうが喜びます。屋台は大体自営業、1日の売り上げは自分に入るものなのでメニューに書いてある値段と違う金額が入っても問題になりません。
チップのマナーについて
インドネシアでチップをあげる時は、注意しなければならないことはこちらです:
まずは、手でチップを渡す時は右手を使う事です。インドネシアでは右手は「優しい手」だとよく言われます。右左利き問わず、物をあげる時と貰う時は必ず右手を使います。もうひとつ大事なのはできるだけ金額を見せない事です。インドネシアでは良い事をする時はできるだけ他の人に見せないようにするマナーがあります。誰かにチップをあげる時も、金額を見せることが恥ずかしいことだと考えられています。それで、インドネシア人はなるべく金額を貰う手に見せないように渡します。例えば、パーキングスタッフにRp10.000を渡す時は、お金を小さく折ってから掌で持ち、相手に握手をするような感じでチップを渡します。これはインドネシア語で「Salam Tempel」と言われ、「握手の挨拶」という意味です。
写真:Salam Tempelのイメージ
チップはどれほど出せば良いと思いますか?インドネシアではチップをあげる時に金額が決められていません。そのため、その時の満足度によって金額が異なります。金額は決められていませんが、直接チップを渡す時はお金1冊でチップとしてあげることは習慣として一般的です。
いかがでしたでしょうか。
まとめとしてはインドネシアではチップをあげる義務はないが、あげればとても良い印象が残ります。チップはお店の店員、ドライバー、美容師などにあげます。チップはサービスによって異なりますが、1冊のRp10.000、Rp20.000、そしてRp50.000が普通です。ゴルフキャディーには18ホール周ってくれた方にRp100.000が一般的です。チップをあげるときは必ず右手であげてください。
質問がある方、インドネシアのことについてもっと知りたい!とか、○○についてを紹介してください!という方は、ぜひコメントをくださいね。