インドネシアで拡大する「海外エンタメ消費」
インドネシアでは、海外の音楽・映画・ドラマなどのエンタメコンテンツが急速に浸透しています。特に若年層を中心に、グローバルコンテンツの消費が日常化しています。
本記事では、現地調査データをもとに、インドネシア人の海外エンタメの嗜好について整理します。
海外エンタメの視聴は「当たり前」
調査結果から、多くのインドネシア人が海外のエンタメコンテンツを日常的に視聴していることが分かります。
主な視聴ジャンル:
- 音楽(K-POP、欧米ポップなど)
- 映画(ハリウッド作品)
- ドラマ(韓国・海外シリーズ)
- YouTube・SNSコンテンツ
→ グローバルコンテンツが生活の一部になっているのが特徴です。
人気の海外エンタメ国
インドネシアで人気の高いエンタメ発信国は以下の通りです:
- 韓国(K-POP、ドラマ)
- アメリカ(映画・音楽)
- 日本(アニメ・漫画)
- その他アジア(タイ・中国など)
特に韓国コンテンツは圧倒的な存在感を持ち、若年層への影響力が強い傾向があります。
→ 韓国文化はファッションや食などにも波及しています。
海外エンタメを選ぶ理由
消費者が海外コンテンツを選ぶ理由は以下の通りです:
① コンテンツの質の高さ
→ ストーリー・映像・音楽の完成度が高い
② トレンド性
→ 最新の流行を感じられる
③ SNSとの親和性
→ TikTok・YouTubeで拡散されやすい
④ 憧れ・ライフスタイル
→ ファッションや価値観に影響
消費チャネルの特徴
海外エンタメは主に以下のチャネルで消費されています:
- YouTube
- Netflixなどのストリーミング
- TikTok / Instagram
- 音楽配信サービス
→ テレビではなくデジタル中心の消費が主流です。
インドネシア市場の特徴
■ 文化ごと取り込む消費
- 音楽だけでなくファッション・食文化まで影響
- ファンダム(推し文化)が強い
■ 若年層主導の市場
- Z世代・ミレニアルが中心
- SNSが起点
■ ローカルとの融合
- 海外コンテンツをローカライズして受容
- 現地クリエイターとの融合も進む
日本企業への示唆
① 日本コンテンツはまだ競争力あり
→ アニメ・IPは強い
→ ただし届け方に課題あり
② SNS起点が必須
→ TikTok・YouTube前提
→ テレビ中心の戦略は弱い
③ 文化として展開する必要あり
→ 単なるコンテンツではなく
→ ライフスタイルとして訴求
④ K-POP型戦略の研究が重要
→ 音楽 × SNS × ファンコミュニティ
→ 一体型で設計する必要あり
まとめ
インドネシアにおける海外エンタメ市場は、
- デジタル中心
- 若年層主導
- 文化ごと消費
という特徴を持ち、今後も拡大が期待されます。
→ コンテンツの質だけでなく「届け方」が成功の鍵となります。
調査結果
最も好きな海外エンタメはどれですか?
調査開始日:2023年4月21日
回答者数:500名

| 回答項目 | 割合 | 回答数 |
|---|---|---|
| 韓国 | 25.4% | 127 |
| 中国 | 5.4% | 27 |
| 台湾 | 1.2% | 6 |
| 日本 | 17.0% | 85 |
| タイ | 2.4% | 12 |
| インド | 9.0% | 45 |
| 欧米(ヨーロッパ・アメリカ) | 32.0% | 160 |
| その他 | 3.6% | 18 |
| 海外音楽は聴かない | 4.0% | 20 |
| 合計 | 500 |
調査結果の考察
上記の調査結果によると、欧米(ヨーロッパ・アメリカ)の音楽が32%で最も多く選ばれており、トップとなっています。これは、多様なジャンルや人気アーティストの存在により、欧米音楽が依然として高い支持を集めていることを示しています。
また、大多数の回答者が海外音楽を聴いており、「海外音楽を聴かない」と回答した層は少数にとどまっています。
→ インドネシアにおいては、海外音楽の視聴が一般的であることが分かります。
一方、インドネシアにおける海外音楽市場は
→ 欧米(32%)と韓国(25.4%)が主導
→ 日本(17.0%)は一定の存在感はあるが、トップ層ではない
という構造が見て取れます。
日本企業への示唆(このデータから言えること)
インドネシア市場においては
→ 音楽単体の競争ではK-POP・欧米が優位
一方で日本は
→ IP連動
→ コアファン戦略
により差別化が可能です。
→ 「J-POPをそのまま持ち込む」のではなく、
→ 「海外向けに再設計する」ことが成功の鍵となります。
※本データはインドネシアの消費者調査に基づいています。
※出典:Opinion Park
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